Jun,22 2005 Columns vol.5 愁訴

そもそもサーファーズイヤーの手術を受ける羽目になったのは外耳炎が治らなかった為で、伝え聞く予後不良や失敗例から拒否していましたが1ヶ月以上経過しても治らない、医師には外耳道の狭窄を治さないと外耳炎が治らないと言われましたので手術を決めました。
散々予後不良や後遺症等の心配を医師へぶつけて「術後の処置を手抜かり無く行えば有り得ない」と言われたのも理由の一つですが、結局この時点ですでに患者としてはミスを犯していて、他院を併診していれば聞けた可能性が高い手術によるリスク等を聞けず、失敗例についてはその医師が下手糞だからとか思い込んでいました。また、外耳道の狭窄度合いは十分手術適応であったものの、体の持ち主としては外耳炎以外に不調が無いので外耳炎だけ治れば問題が無かったので併診する事で外耳炎の有効な治療が受けられたのかもしれません。
耳閉感等の症状は入院中から訴えてきたもので、それへの対応も特に無く原因の説明も行き当たりばったりでした。完治という事に対して「何を以って完治というのか?」と聞かれる始末でこんな医師のいる病院にかかったことが残念です。完治とは病気が治り病理が無くなる事は勿論で生活を元へ戻す事(今回のケースでは)でしょう。
既往ではない手術後に発症した耳鳴り・耳閉感・自声強調等に対しては「慣れる事も必要」と言いその他の体調不良については触れずで人助け的な崇高な物どころか商売としての医術・治療としても最悪としか言えません。 周囲の人からは日本の医療なんて遅れてるとよく言われましたが、一番遅れているのは治すという事に対する考え方だと思います。
この闘病中に失った物が沢山有るけど波乗りだけは失わずにすんだようです。正確に言えば運動機能障害みたいなものを感じている部分も有りますが、大雑把にいえば無いに等しいレベルだし、それらを含た神経科医師の言う症状「身体表現性障害(ストレス等により神経のバランスが狂って起きる感覚の異常)」はサーフィンを続けていくことで治ってゆく類の物でしょう。失職はしましたが治療を続けながら食う道も有るし、今更「手術には反対だった」「人間の体って不思議よね」とか言い出し納得の行く検査等も受けさせてくれないお茶目な耳鼻科部長の先生との闘い(?)は面倒でも、もう少し軽くならないと付き合えない症状が有る以上終える事が出来ません。症状が微々たる物でも軽くなって来ている事と、大きな病変等が無いのであまり書いていませんが闘病記は継続します。

vol.4 疲弊 惨敗