Mar,24 2007 Columns vol.13 浮沈

「亀田、はよKOせぇ!」
そうはやしつつも、タイトルマッチじゃないのでキックオフを以ってテレ朝=日本vsペルー戦へ。


入れた巻より中村のFKの素晴らしさ、高原も入れたから良かった。でも親善試合だ、ペルーは格下?かもしれないけど、そこは南米だけに地力は有る筈。
でも「東京夜の親善試合」の方がガチンコじゃない?ガチンコだったら高原はもっと寄せられて入れられなかったかも。
ミスは多いし、シュート少ないしで勝って結果が付いてきても手抜きペルー相手でのものじゃ納得行かないね。
まぁ、後半途中からは日本もペルーも間延びした感じで迫力に欠けてるから、今一面白くなくて、10:00前後までは見なくて大丈夫?と思っていたフジ=フィギュア女子フリーと行ったり来たり・・・。


昨日のショートプログラムと、今日の滑走順から考えられる「流れ」だとキム・ヨナの勝ち?「庇を貸して母屋を取られる」パターン?


いや、最終組は転倒が続いて・・・キム・ヨナ、一番演技が綺麗、「こりゃ勝てねぇや」と思っていたら転んだ、2回もだ。
腰痛?でもさ、16歳で腰痛って・・・スケートが原因でしょ?酷いね、アスリートの低年齢化ってもやばいね。
浅田は国際大会のシニアじゃまだ無冠なのにさんざん騒ぎ立てられてたけど、自分でもかなり追い込んでたね、メンタル強くなったら誰も勝てなくなるね。フリーも全日本選手権時に比べるとミスも有ったけど、今回はあれで一杯でしょ、ちょっと硬かった。フリーの点ちょっと出すぎ?
4回転ってまた騒がれた安藤は4回転跳ばなかったね、ここまでの「流れ」キム・ヨナに向いていた流れが、怖いねぇひっくり返ると・・・。安藤向きの流れになった、昨年のチャンピオンキミー・マイズナーが転んで脱落、点差を考えれば4回転跳ばなくてもミスさえしなければ勝てる状況になったからね。


一年と少し前、勝手に祭り上げられて、惨敗して、叩かれて、金取った荒川の影で・・・スケート辞めようと思った・・・。
グランプリシリーズ、スケートアメリカでの彼女は別人のようになって優勝した、その時もトリノ直後の事に触れ「スケート辞めようと思った」と言っていた。フランスで2位、でもグランプリファイナル・全日本選手権では故障等有ったが精彩を欠いていた。

特にスポーツの世界では復活劇と言われるものが枚挙に遑が無い。
父ルドルフがその"名"に違わぬ強さ故に冠して皇帝と謳われ、父同様無敗でダービーを勝ち皇帝の息子故帝王と称された。


三冠、それも無敗の三冠ですら既定路線とされていた。


だが、度重なる故障に負けというにはあまりにも不可解な大敗、彼にしてみれば馬耳東風であろう人間の利害、想い、松元師や関係者の努力・・・俺の中では今でも1993年の有馬記念、これが一番の復活劇だ・・・。
復活の裏には挫折・努力といったものが有るが、「影」も必ず付きまとう。復活劇の光と、挫折・努力に利害や情念といった想いが加わった影とのコントラストが強ければ強いほど人に感動を与える。
日本人気質は殊更判官びいきだから尚更だ。


トリノでの残酷な結果は今日のためのもの、トリノが終わった直後は彼女が代表に選考された事を可哀想に思った。でも、今はそれが有ったから世界選手権で勝てた・・・そうも思うが本人は如何に?


浮沈
トリノ以降ずっと見てきた、五輪のゴールドメダリストは特別だが、世界選手権の勝者が女王と呼ばれる・・・おめでとう。


神様は必要な人にだけ必用な物を与える     そう言う。
浅田に金はまだ早いと言う事だろう、銀に「嬉しい」とは言っていたが本音は絶対嬉しくない筈だ。来シーズンはさらに強い浅田を見る事が出来る?
安藤は一年前「辞めたい」と思っていたスケートを、今は「続けていて良かった・・・」そう思っているだろう。
大好きな事を「辞めたい」と思う心境、それに対峙して続ける事の意味・・・。


今の俺はどうなのか?俺自身解らない事だらけだが、大望をもって復帰し、大望を叶えて復活とする。

危惧 しんさんときぼう